広島市で子どもの発達障害の診断を受けたいけど、どうすればいいかわからない。
療育を受けるためにはどんな手続きをすればいいのかわからない。
そんな方に向けて、この記事では広島県広島市で発達障害の診断や療育を受けるための手続きについて解説します。
1:こども療育センターに予約電話をする
最初のステップは、こども療育センターに電話をすることです。
広島市には3つのこども療育センターがあります。
- こども療育センター:中区 東区 南区 安佐南区(祇園地区) 安芸区
- 北部こども療育センター:安佐南区(祇園地区 伴地区を除く) 安佐北区
- 西部こども療育センター:西区 安佐南区(伴地区) 佐伯区
お住まいの区によって、対応する療育センターが異なります。
療育センターに『子供に発達障害の検査を受けさせたい』と伝えればOKです。
電話の際は母子手帳を準備して時間のあるときに
検査の予約電話の際に、お子さんの生育についてヒアリングがあります。
お手元に親子手帳(母子手帳)を準備し、時間のあるときに電話するようにしましょう。
待機期間
2021年4月に電話で問い合わせたところ、検査を受けるまで約2ヶ月待ちだそうです。
自分で検査してくれる病院を探すには
広島県障害者支援課のWEBページに、発達障害の診療を行っている医療機関リストが掲載されています。
発達障害の診療を行っている医療機関リストhttps://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/62/iryoukikanrisuto.html
基本的にはこども療育センターでの検査が無難です。他の病院で検査する場合は、後々その検査結果を使って、療育を受けるための手続きが進められるか確認することをおすすめします。
2:相談・検査・診察
長かった待機期間を乗り越えて、やっと検査を受けることができます。
予約日時に療育センターに行きましょう。
検査・診断結果は即日わかります。
発達障害グレーでの療育は難しい
検査した結果、診断名がつかなかったり、要観察になるいわゆる発達障害グレーの場合は、療育につながることが難しいそうです。
3:療育サービス案内
診断と同日に利用できる療育施設の紹介や、 受給者証の手続き案内を受けられます。
診断結果に動揺される方も多いと思いますが、
- 週何回通いたいか
- 親子通園か子供のみの通園か
- 1回あたりの時間
- 集団か個別か
- 保育園や幼稚園での支援を必要とするか
- など、希望があれば伝えましょう。
特に共働きやワーキングマザーの方は、送迎や同伴等のために仕事のやりくりが必要になると思います。
親子共にライフスタイルにあった療育が見つかるようにしっかりとソーシャルワーカー(相談支援員)さんに相談しましょう。
こども療育センター内の療育は待機期間あり
こども療育センター内の療育(発達支援部門)の入園時期は前期(4月頃)と後期(9月頃)の2回しかチャンスがありません。
空きがあればそれ以外の期間に入園も可能でしょうが、空きもない状態です。
検査時期と入園時期の組み合わせによっては、待機期間が長くなる可能性がありますので、ご注意下さい。
4:発達障害のある方と家族のための広島市リソースブック
広島市ホームページには、発達障害のある方とその家族のためのリソースブックが公開されており、 PDF形式でダウンロードできるようになっています。
幼児期に限らず成年期での就労についても説明されています。
発達障害のある方とその家族のためのリソースブックhttps://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/84/4847.html
大まかな内容が書かれているので、 就学・進学などステージが変わる時にざっと目を通しておくと良いと思います。
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