子供が発達障害かもしれない。
診断や療育を受けたいけど、どうすればいいの?
自治体によって手続きの方法も異なり、自分の地域の情報が知りたくても、 ネットに公開されていないことが多く、不安な中で色々情報を調べるのは大変ですよね。
この記事では、愛知県名古屋市における療育を受けるまでの、おおまかな流れをご紹介します。2021年4月に実際に区へ問い合わせた内容を元にしています。
1:地域療育センターに電話予約する
最初のステップは、地域療育センターに電話をすることです。
地域療育センターとは、0歳から18歳未満までのお子さんを対象に発達に関する相談・診療・通園を行える機関です。
名古屋市には5つの地域療育センターがあります。
- 中央療育センター :中区、昭和区、瑞穂区、熱田区、天白区
- 西部地域療育センター :中村区、中川区、港区
- 北部地域療育センター :東区、北区、西区
- 南部地域療育センター そよ風 :南区、緑区
- 東部地域療育センター ぽけっと:千種区、守山区、名東区
お住まいの区によって、対応する療育センターが異なります。
療育センターに『子供に発達障害の検査を受けさせたい』と伝えればOKです。
- 中央療育センター :052-757-6126
- 西部地域療育センター :052-361-9555
- 北部地域療育センター :052-522-5277
- 南部地域療育センター そよ風 :052-612-3357
- 東部地域療育センター ぽけっと:052-782-0770
待機期間はどのくらいか?
気になるのが診断を受けるまでの予約待ち期間の長さです。
2021年4月に電話確認したところ、予約電話をしてから発達検査(初診)までに2か月ほど、予約待ちが発生しているとのことでした。
自分で発達障害の検査をしている病院を探すには?
「名古屋市子ども発達支援サイト すてっぷサポート」に「子どもの発達の診療をしている名古屋市内の医療機関」が紹介されていますので参考にしてください。
ただし、発達障害の「診療」に対応していても発達障害かどうかの「検査」に対応しているかは、各病院で異なります。待期期間も各病院で様々ですが、検査に対応している病院は、やはり予約待ちが発生しているそうです。
2:相談・検査・診察
長かった待機期間を乗り越えて、やっと検査を受けることができます。
検査は基本的には9~10時または10:30~12時の2枠です。
予約日時に療育センターに行きましょう。
検査・診断結果は即日わかります。
発達障害グレーでも療育は可能
検査した結果、診断名がつかなかったり、要観察になるいわゆる発達障害グレーの場合でも、必要に応じて療育に通うことができるそうです。
3:療育を利用する
療育には2種類あります。
3-1:地域療育センター内の療育は待機期間あり
診断結果を踏まえて、お子さんに必要な療育はどんなタイプか医師や職員の方にしっかりアドバイスをもらいましょう。
地域療育センター内にも療育が2種類あります。
療育グループ:親子で通園する。
通園部門:少人数でのクラス制。保育園や幼稚園のような感じ。
療育グループについては、入園待ちはありませんが、
通園部門は、保育園や幼稚園同様に入園時期が決まっているため、入園時期まで待つ必要があります。
入園を待ちたくない、早く子どもに療育を受けさせたいという場合は、地域の児童発達支援事業所を利用しましょう。
3-2:地域の療育(児童発達支援事業所)を利用する
地域療育センターで、その他の児童発達支援事業所の一覧を提供してもらえます。
またウェルネットなごやでお住いの地域の療育を検索することができます。
ただし、どんな内容なのかは各ホームページの確認や見学をする必要があると思います。
また地域療育センター外の児童発達支援事業所を利用するには、
通所受給者証を取得しなければなりません。
通所受給者証に関する記事はコチラ。
慣れない手続きは相談支援事業所を頼ると、便利です。
相談支援事業所についてはコチラの記事で説明しています。
名古屋市は名古屋市子ども発達支援サイト すてっぷサポートやウェルネットなご、ネット上にかなり情報が整理されています。
ただし、役所での手続きについてはネット情報が貧弱でわかりにくいこともあるので、相談支援員さんを頼りましょう!
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