4月入園の時期も近づき、育休からの職場復帰される方も多いかと思います。 皆さんの復職先には、復職前に上司との面談があるでしょうか? 私の会社では復職前に必ず面談をするように決められています。
この記事では、育休復帰時の上司との面談前に私がやったことと、それらをどのようにまとめたかをご紹介します。
1:前回の復職面談
1-1:何も準備しなかった1回目の復職面談
今回は2回目の育休復帰ですが、前回の育休復帰の上司面談は何も準備しませんでした。
なぜ何も準備しなかったかというと、
- 自分を知っている今までの上司のままだった
- 前のプロジェクトに戻れそうだった
- 希望の時短勤務も取れそうだった
のように、会社は休職前と変わらぬ体制で、 時短勤務を取ることも珍しくないことだったからです。
1-2:その結果、キャパオーバーになった。
希望通り前のプロジェクトに時短勤務として復職することができたものの、 次第に時短勤務時間内に仕事が収まらなくなりました。
往復2時間の通勤時間もパソコンを開いて仕事し、 帰宅後も最低限の家事・育児をすませたらパソコンに向かって仕事をしていました。
息子はどうせ寝ないからとYouTubeを見せて大人と一緒に0時就寝。 金曜日の夜は翌日早起きしなくていいからと、朝まで仕事することもありました。 こうなった原因は、
- 時短勤務の人がどこまで仕事できるか周りがわかっていなかった
- キャパオーバーなのに自分で何とかしようとした(上司に何も言わなかった)
ということにあると、今振り返ると反省ばかりです。
1-3:次こそは時短勤務時間内のみにとどめるぞ!
私の働き方の軸にあるのは、 『家族に迷惑をかけてまで働かない』 という思いです。
それがいつからか、子供の生活リズムを崩し、夫に八つ当たりしながら暮らしていました。かと言って、働いている途中から働き方を変えるのは、何かと大変だと思ったので、復職前の面談でしっかりと自分の希望の働き方を上司に伝える必要があると思いました。
2:上司との面談前にやったこと・やっておけばよかったこと
2-1:勤め先の最新の勤務・通勤規定を確認する
育休中にコロナ禍となったこともあり、会社の勤務・通勤形態もかなり変更になりました。これを知らずに古いルールしかしらずに面談にのぞみ、驚きました。
事前に会社に確認しておけば、どんな勤務・通勤の選択肢があるのかを知ることができます。その情報を元に復職後の生活を計画しやすくなります。
例えば、通勤に時間がかかる場合は、電車の時間などから逆算して、 何時に朝起きて、何時に保育園へ子供を送るのか。お迎えも同様です。夫婦どちらが何を担当するのが妥当なのかが見えてきます。
私も、電車の時刻表と睨めっこしながら、通勤・勤務パターンを何種類か考えました。
2-2:家事育児の棚卸し
朝と夜の家事を洗い出し、夫と分担を決めました。 分担するだけでなく、やめる家事も決めました。
食材配達サービスなど、頼れるものは頼って仕事と家事の労力は最低限に抑えて、育児に最高のパフォーマンスを発揮するためです。
2-3:復職後に使える国の制度を調べる
育休から復職する人に向けた制度を調べていたところ、『所定外労働の制限』という制度を知りました。 私はこの制度を利用したかったので、所定外労働制限申請書を準備しました。
所定外労働制限について上司が詳しくない知らない可能性が高いので、そのパンフレットも抜粋して準備しました。
2-4:ストレングスファインダーを受けた
自分の強みは何なのか?どうやったらその強みを生かして働けるのか?それを知るためにストレングスファインダーを受けました。
ストレングスファインダーを受けた後、 結果をどうすればいいかわからず、コーチングを受けることも検討しましたが、まずは無料でできる範囲で自己分析をしてみることにしました。
2-5:復職後の働き方をマインドマップにまとめる
取り止めもなく、とにかくお題『復職後の働き方』で思いつくままにマインドマップに書きました。 例えば次のようなことです。
- 自分の強みが活かせる仕事内容は?
- 自分には合わない仕事内容は?
- 何のために働くのか?
- 何を大切にしたいのか?
- 時短勤務内に仕事を収めるにはどうするべきか?
マインドマップを作るためにXmindというアプリを利用しました。事項でも説明しますが、マインドマップを箇条書きに変換できる機能があるので、お勧めです。
3:資料を作る
上司面談は大切なことですが、面談用にパワポを準備するほどの手間はかけられなかったので、今まで作ったマインドマップと集めた資料を添付するだけにしました。
まずマインドマップは、私の会社にマインドマップの文化が無く、敬遠されそうだったので、箇条書きに変換して印刷しました。
そこに集めた所定外労働労働の制限に関するパンフレットと、その申請書を準備しました。
またストレングスファインダーの上位資質のレポートを添付しました。
4:面談の手応え
面談はスムーズに進みました。 結果的には希望通り元の職場に戻ることにもなりました。
やはり、ストレングスファインダーや所定外労働の制限については、上司は知らなかったので、レポートやパンフレットを添付して良かったなと思いました。
これでストレングスファインダーが一気に広まったり、申請が通るかどうかわかりませんが、 復職後の働き方について、自分の思考が整理されて、軸を立てることができました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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